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更新日 2018年1月24日

「剛床工法」の不都合な真実


お屠蘇気分も抜けた1/22の月曜日、
関東地方は大雪でした。

 

ヒダモクのある筑波山麓もお昼前には雪がチラつき、
夕方には、まるで雪国の様な景色が拡がりました。

 

皆さん、通勤通学大丈夫でしたか?

 

翌朝、念のために迂回通勤。
すると、上棟したばかりのお宅がありました。

 

どうやら、屋根より床を先に施工した「剛床工法」の様です。
2階の床に雪が積もっているのが分かります。

 

我が家を堅固にする「剛床工法」ですが、
実は施工方法次第で、
お宅の耐久性に問題を抱えることがあるのです。

 

剛床工法

 

こんにちは!
新築・注文住宅、リフォーム(増改築)で、あなたの期待に応えます。

 

自然素材で木の家造り、茨城県つくば市のヒダモク三代目、
快適住宅アドバイザー&ホームインスペクター(住宅診断士)の肥田です。

 

◎剛床工法とは?

 

「剛床工法」とは、別名「根太レス工法」とも言い、
床根太を設置せず24mm以上の床下地合板を直接横架材に留め付ける床組みのことです。

 

従来の「根太工法」に比べ地震や台風時に発生する水平力に対して強く、
床根太や火打ち梁といった構造下地材を省く事が出来ます。

(床根太:床の下地となる垂木)
(火打ち梁:木造で床組みや小屋組みの変形を防止するための構造材)

 

木工事の時間と手間の省力化が図れるので、
いまでは殆どの住宅新築工事に採用されています。

 

床下地材に用いられる構造用合板は、
一般的に無垢材(むくざい)と比べ、約1.1~1.5倍の強度があるといわれています。
さらに含水率(含まれる水分割合)も、平均14%以下のものが使用されています。

 

また、構造用合板には「特類」と「1類」があり、
耐水性に高い「特類」が床下地のみならず、
耐震をつかさどる耐震壁パネルなどに用いられます。

 

剛床工法で用いられる床下地合板は、
赤松などを原料とした24mm厚以上の構造用合板が使われています。

 

◎剛床工法のメリットやデメリットは?

 

まず、メリットですが、
・床根太や火打ち梁を使わないので、その分だけ床を低く出来る。
・水平保持力が高いので、地震や台風などの災害に強い住宅に出来る。

 

などが挙げられています。

 

ですが、何といってもこの工法が一気に広まった理由は、

 

・単純な工法なので大工手間の省略化が図られ、工期短縮が出来る。
からです。

 

では、デメリットというと、

 

・土台や横架材が水平でない場合、水平の調整が難しい。。
・床下が空洞になる工法なので、上階の音が下階に響きやすい。
・横架材が約90cm(または1m)のマス目状なので、マス目の中心で合板が「しなる」。

 

などが一般的な見解です。

 

ですが、

 

この写真をご覧下さい。
住宅外壁メーカー㈱ニチハのHPに掲載されている写真を引用させていただきます。

 

合板吸水テスト

 

写真でお分かりの通り、
耐水性の高いといわれる合板でも、水を吸うと膨らむのです。

 

無垢の木材ならば、乾けば元に戻りますが
大根のカツラ剥きのように、

薄く剥かれた木材を接着剤で貼り合わせた合板は
乾いても波を打ったような状態になるだけです。

 

合板は水が大敵です。
だからヒダモクは、床先行の「剛床工法」は行いません。

 

もし弊社が剛床工法を行うとしても、
まず、屋根を作り、外周部分を防水シートなどで塞いで、
下地合板が濡れないようにして床下地をつくります。

 

お客様に本当に安心安全の住まいをお届けしたいからです。

 

 

ヒダモクは、つくば市を中心に、
手に触れるところは、地元の無垢の木や珪藻土・クロス・畳など
自然素材の内装材を用いた木ごこちいい家づくりを提案しています。

 

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