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更新日 2017年2月16日

木製サッシにご用心! つくばの住宅診断士、雨漏りリフォームはお任せ!


「2階の窓が1カ所だけ黒くカビているんだけど、1度見て貰えない?」
と2×4工法で建てられた築16年の住宅に住む知人から相談がありました。

 

伺ってみると、
米国製の木製片引き窓がカビているどころか、腐食が進行しています。

 

聞けば、直下にあるリビングでは、強風時や大雨の時などに雨漏りがするとのこと。

 

実は、2×4住宅は高温多湿の日本において、

普通の木造住宅以上に、雨漏りが大敵です。
雨漏りを知らずに放置していると、建物の強度が大きく損なわれるからです。

 

こちらのお宅には約20ヵ所ほどの窓がありますが、
腐食して雨漏りを引き起こしている窓は1カ所だけ。

 

では、なぜこの窓だけ腐食して、雨漏りがするようになってしまったのでしょう?

 

腐食している木製サッシ

 

こんにちは!
新築・注文住宅、リフォーム(増改築)で、あなたの期待に応えます。

 

自然素材で木の家造り、茨城県つくば市のヒダモク三代目、
快適住宅アドバイザー&ホームインスペクター(住宅診断士)の肥田です。

 

知人は担当の営業マンから家を建てる時に、
「気密性も優れていますから、木製サッシにしませんか!」
と薦められたこともあって、

窓は米国製の木製サッシ(外側:アルミ、内側:無垢集成材)にしたそうです。

 

木製サッシって素敵ですよね!

 

見るからに高級感あふれ、自宅に居るのに、
まるで避暑地で暮らしているような気分にさせてくれます。

 

ただ、少々お値段が張るので、ヒダモクではコチラからお薦めすることはありません。

 

さて、自宅に木製サッシを採用した知人、
築5年過ぎくらいから、このサッシだけ黒いシミが付き出した事は気付いていたそうです。

 

施工した住宅会社に連絡しても、キチンと対応してくれなかったそうで、
仕方なくご自分で気になる窓周りにシーリングを打つなどの対応はしたのですが、

 

根本的な原因が分からないままでの「気休め」ですから、
2階のサッシの黒いシミだけでなく、横殴りの雨や台風の時には、
1階のリビングに雨漏りするようになってしまったそう。

 

「適材適所」という言葉がありますが、
どんなにいい製品を使っても「適さない」場所に「適さない」製品を用いて施工したら、
住まいは自ずと劣化が進んでしまいます。

 

因みに、木質系住宅には、大きく2種類の工法があります。

 

いわゆる木造住宅は、骨組で強度を保ちますが、
2×4住宅は段ボール箱のように、面で強度を保ちます。

 

面を構成しているのは合板ですから、
水に濡れて腐食が進行していくと、やがて剥がれ出し、強度が失われます。

 

1つの面の強度が失われると、建物強度のバランスが崩れます。
段ボール箱でも1つの面が凹むと、形が崩れやすくなりますよね?
アレと同じです。

 

ですから2×4住宅の場合、雨漏りに気付いたら普通の木造住宅以上に、
即修理しないと建物を長持ちさせることが困難になります。

 

築5年の時に、キチンと施工した会社に対応して貰うなり、
別な会社にみて貰って直しておけば良かったのでしょうが、

 

雨漏りの話を伺っただけでも、構造体部分にまで
水が染み込んでいるのはほぼ間違いないですから、
構造強度まで元通りに回復させる改修工事には、
相応の費用と時間が掛かってしまうと言わざるを得ません。

 

今回の木製サッシの腐食とリビングへの雨漏り、
3つの原因が重なった結果起こってしまったようです。

 

では、原因とは一体何だったのでしょう?
 

それは、
①新築時に「気密性が良い」と営業マンが薦めてきたアメリカ製の木製サッシを選んだこと
②掃出し窓・腰窓は全て片引き窓で、引手方向を全て同じ向きにしたこと
③建物の位置と周辺環境
 

だと私は判断しました。

 

一つ一つには問題は全くありません。
ですが、これらが重なったことで残念ながら、雨漏りのする家になってしまいました。

 

長くなりました。
この解明は、次回のブログで!

 

 

ヒダモクは、つくば市を中心に、
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